科学的な事実だけでいえば、雪が解けたら水になります。でも、ここは小学校の理科室ではない。そんなつまらない答えなど、誰も求めていません。
じゃあ、視点を変えて「なぜ雪が解けるのか?」を考える。……暖かくなったからですね。季節が変わりつつあるからです。

すると、たとえばアパレル業界なら「春物が売れはじめます」という答えが出てくる。そして「今年はパステルカラーが人気なので、定番に加えて新色のラインナップも拡充する必要があるのではないでしょうか」といった話につなげていく。
このように、雪が解けたという目の前の事実だけを見るのではなく、雪が解けることで予想される「全体の変化」を考える。特に「その業界、その会社では、雪が解けるとどのような変化が起こるのか」を考える。そうすれば、おのずとベストアンサーが出てくるはずです。
ちなみに、ここで必要となるのはロジカルシンキングより、むしろ柔軟な発想力。そして発想力のベースになるのは、膨大な知識と情報です。結果としてこの質問では、その人の「情報収集力」が試されている、と考えることができるのかもしれません。
ただし、情報収集力といっても、頭でっかちになって考えないでください。
情報とは、インターネットで検索するものでも時事用語集をチェックするものでもない。大切なのは、日々の生活の中でどれだけ新聞に目を通し、本や漫画を読み、映画を観て、音楽を聴き、旅をして、人や自然に触れているか。つまり、「いかに人生を楽しんでいるか」が問題なのです。
面接では「とっさの対応力」と「ロジカルシンキング能力」が重要ですが、「情報収集力」も忘れてはなりません。知識や情報の引き出しが多いほど対応力もつくし、ロジカルシンキングも組み立てやすくなる。事前の企業研究も、情報収集力が問われるところ。最低でもその企業のHPは熟読して面接に臨むようにしましょう。




