コンサル、マーケティング、企画、広報などは転職希望者にも人気の職種。

未経験の方でも「新卒のときから憧れていた」「やりがいのある仕事がしたい」と、華やかなイメージに惹かれて希望する人は多いですね。
では、なぜこういう職種に憧れを抱くのか。ひと言でいえば、彼らの華やかな「表の顔」しか知らないから。裏でどんな苦労をし、どんな地道な努力をしているのか知らないし、あまり知ろうともしていないからです。
そして、これらの仕事に憧れを抱く人たちには、中途半端ともいえる「実体験」があるんですね。以前に広報と打ち合わせをしたとか、マーケティングの会議に出席したとか。それで、このときの彼らの印象が颯爽としてカッコよかった、とか。あるいは、数年ぶりに会った学生時代の同級生が、外資系のコンサルをやっていた。そしていかにも充実してる様子で近況を語ってくれた。
こういう中途半端な実体験があるほど、特定の職種に偏ったイメージを持ちやすくなります。しかも実体験がベースなだけに、一度固まってしまったイメージを覆すのは、かなり難しくなってしまう。
そして念願叶ってメーカーの販促部に転職することができた。でも、そのメーカーでの販促は購買部の仕事も兼ねていて、部品の仕入れなどがメインの仕事だった。こんなはずじゃなかったのに……。そういうパターンは非常に多いのです。
また、転職とは「リセットして再スタートすること」ではありません。たとえ未経験職種への転職でも、すべてのキャリアは地続きになっています。転職先といまの仕事との共通項をひとつでも多く見つけ、自分はそこで何ができるかを確認しておきましょう。
未経験職種への転職のときほど、「自分がその仕事についたときにできること」を把握し、アピールすることが大切になります。そこで、紙に二つのマルが重なるように描いて、左側のマルを現在の仕事、右側のマルを転職後の仕事だと考える。このとき、マルの重なった部分に入る要素こそ、あなたの「できること」、武器なのです。




