• 小畑重和(おばたしげかず)
    株式会社リクルートエージェント
    アイカンパニー校長
    (株)リクルート・人事部人材開発課長、ガテン事業部事業企画課長などを経て、2001年よりリクルートエージェントへ。「企業から期待される個人」の確立を目指す独自のキャリア論を提唱、現在キャリアスクール「i-Company」の校長を務める。共著に『アイ・カンパニーの時代』(2003年 中央公論新社)。
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アドバイザー・小畑重和 もうこんな会社は嫌だ!
 営業という仕事に不満を抱いている人はたくさんいるでしょう。特に、若いうちには新規開拓の飛び込み営業を任されることも多いし、ストレスやプレッシャーに押しつぶされそうになる気持ち、よくわかります。
仕事の「スイッチ」と「フォーカス」を切り替えなさい!
 でもね、こういうときには「時間」のスイッチを切り替えて考えてほしい。
 要するに、今日の営業、明日の営業ばかりを考えるから頭が痛くなるわけ。これを5年や10年のスパンで考えると、まったく別の風景が広がって見えてくる。
 たとえば、毎日飛び込み営業をやってるなんて、野球で言うたら毎日監督から千本ノックをつけてもらっとるようなもんでしょ?
 ここでの貴重な経験が、5年後・10年後の自分に、どれだけ大きな力になっとるか考えると、えらいお得な話に思えてくるよね? しかも、給料という形でお金をもらいながら、それだけのトレーニングをつけてもらっとるわけやから。
 物怖じしない強い自分がつくられるし、交渉力だって身につく。そして百枚の名刺を集めたら、それは将来自分が昇進や独立をしたときの「百の顧客リスト」になるわけよ。
 これは営業に限らず、仕事の中では「短期的に見たら理不尽なこと」は山ほどある。希望の部署に配属されないとか、上司の指示が一貫しないとか。でも、そういうときは「もうイヤだ!」と投げ出してしまう前に、まずは「タイムスイッチ」。時間軸を切り替えて、「長期的視点に立てば、意味のあることじゃないのか」と考える。
 結果的には、この切り替えが上手にできる人ほど、より有利なキャリアステップを積んでいくことができるわけやからね。

●タイムスイッチ
論理的思考を得意とする人ほど、タイムスイッチが必要です。というのも、こうした人たちは、業務の背景や意義が理路整然としていないと、それだけでストレスを感じてしまう。目先の業務にいちいち「納得できない!」と憤る。でも、長期的な視点で考えれば、そこに確かなロジックが見つけられる場合も多々あるのです。

その辞表、ちょっと待った!!第23回以降は、エンゼルバンク第3巻に収録されています。