我々の仕事をわかりやすく説明すると「エグゼクティブ向けの転職代理人」ということになるでしょう。

新しい経営スタッフを求める企業に、優秀なエグゼクティブを紹介する。それが、我々ヘッドハンターの仕事です。
一般的な転職代理人との最大の違いは、候補者の方が、「自薦」ではなく「他薦」である、ということです。候補者の方は、我々が信頼する経営者などから、今以上に活躍できる機会を求めている「経営のプロ」候補として、ご紹介いただくことがほとんどです。
もともと求職者(ジョブ・シーカー)とは、その名のとおり「いますぐ仕事を探している」という人たちを指す言葉です。
しかし、我々が相談にのらせていただくのは、「より活躍できる機会があればチャレンジする」という「機会」を探している人、オポチュニティ・シーカーです。
ですから我々の場合、人材情報をどんどんストックしていって、経営者からの相談事項と候補者の課題解決能力や志向が合致したときに引き合わせる、という「ストック型」です。
一方、『エンゼルバンク』に登場するような転職代理人・転職エージェントは「フロー型」で、どんどん人を流動させていく。むしろ人の流れを止めない。そういう根本的な違いがあります。
だから、20代から30代前半くらいまでは転職代理人を使って実績を積み、そこから先は実績をテコに我々ヘッドハンターを使うというのが、もっとも賢く合理的なキャリアステップの方法かもしれません。
少なくとも、若い人が転職しようと思ったときには、自分を客観的に見るためにも、視野を広げるためにも、必ず転職代理人を使うべきですね。転職未経験者であるほど、代理人をうまく使って、自分に足りないところを補ってもらうといいでしょう。
子どもに「好きな食べ物は?」と聞くと、カレーやハンバーグになります。間違っても鰆の西京焼きとはなりません。これってカレーが好きというより、食のリテラシーが低くて「カレーしか知らない」状態なんです。同様に、転職リテラシーの低い人は、転職希望先もトヨタやソニーのような有名な企業を真っ先に思い浮かべます。




