• 岡島悦子(おかじまえつこ)
    株式会社プロノバ
    代表取締役社長
    三菱商事、ハーバードMBA留学、マッキンゼーを経て、02年グロービスの経営人材紹介事業の立上げに参画、05年より代表取締役。07年に独立し、「経営のプロ」創出のシンクタンクであるプロノバ設立。経営チーム組成や次世代経営者抜擢など、経営者の相談相手として豊富な実績を保有。キャリア、リーダーシップに関する講演多数。

    著書に『ビジネスプロフェッショナルの仕事力』(監修・日本経済新聞出版社)、 『戦略コンサルタントに学ぶ3倍速仕事力』(監修・PHP研究所)等。

    <会社概要>
    株式会社プロノバ

    ベンチャー企業、再生中の企業に対し、COO/CFO/経営企画室長を中心に「経営のプロ」人材を紹介。 経営チーム組成や次世代経営者抜擢・育成支援のヒューマンキャピタルシンクタンク。 http://www.pronova.co.jp
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アドバイザー ben_q_49.jpg
 我々の仕事をわかりやすく説明すると「エグゼクティブ向けの転職代理人」ということになるでしょう。
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 新しい経営スタッフを求める企業に、優秀なエグゼクティブを紹介する。それが、我々ヘッドハンターの仕事です。
 一般的な転職代理人との最大の違いは、候補者の方が、「自薦」ではなく「他薦」である、ということです。候補者の方は、我々が信頼する経営者などから、今以上に活躍できる機会を求めている「経営のプロ」候補として、ご紹介いただくことがほとんどです。
 もともと求職者(ジョブ・シーカー)とは、その名のとおり「いますぐ仕事を探している」という人たちを指す言葉です。
 しかし、我々が相談にのらせていただくのは、「より活躍できる機会があればチャレンジする」という「機会」を探している人、オポチュニティ・シーカーです。
 ですから我々の場合、人材情報をどんどんストックしていって、経営者からの相談事項と候補者の課題解決能力や志向が合致したときに引き合わせる、という「ストック型」です。
 一方、『エンゼルバンク』に登場するような転職代理人・転職エージェントは「フロー型」で、どんどん人を流動させていく。むしろ人の流れを止めない。そういう根本的な違いがあります。
 だから、20代から30代前半くらいまでは転職代理人を使って実績を積み、そこから先は実績をテコに我々ヘッドハンターを使うというのが、もっとも賢く合理的なキャリアステップの方法かもしれません。
 少なくとも、若い人が転職しようと思ったときには、自分を客観的に見るためにも、視野を広げるためにも、必ず転職代理人を使うべきですね。転職未経験者であるほど、代理人をうまく使って、自分に足りないところを補ってもらうといいでしょう。

●転職リテラシー
子どもに「好きな食べ物は?」と聞くと、カレーやハンバーグになります。間違っても鰆の西京焼きとはなりません。これってカレーが好きというより、食のリテラシーが低くて「カレーしか知らない」状態なんです。同様に、転職リテラシーの低い人は、転職希望先もトヨタやソニーのような有名な企業を真っ先に思い浮かべます。

ベンチャー転職Q&A第50回〜52回は、エンゼルバンク第5巻に収録されています。