自分の強み(または弱み)を考えるとき、もっとも大切なのは、自分の周辺の「事実情報のみをピックアップすること」です。

たとえば自分で「俺の強みは行動力だ」とか「対人スキルだ」と思ったとしても、それは願望なのかもしれないし、ただの勘違いかもしれない。強みも弱みも、主観では判断できないものです。
だったら、客観によって判断するしかありません。つまり、第三者に意見してもらうわけです。
ここでの第三者は、会社の上司や同僚ではなく、会社外の人間のほうがいいでしょう。社内の人間は、どうしても利害関係が絡んでしまうので、率直な意見を伝えてくれないことがあります。
望ましいのは、仕事上のしがらみがまったくない人で、しかも率直に厳しい言葉も投げかけてくれる人。互いに認め合い、本音をぶつけ合える人です。年齢や役職なんて関係ありません。そして当然、こうした相手が多ければ多いほど、客観的な意見が聞けて、正確な自己分析ができるようになります。
そのため私は、自戒の意味も込めて「毎年1人ずつ、腹を割って話せる親友を増やしていこう」とという目標を持っています。
私自身、もう8年ほど、これを意識しながら生活しているのですが、なかなか毎年1人には達しません(現在2年に1人のペースです)。大人になって親友をつくるとは、それほど難しいものなのでしょう。
ともかく、自己分析のポイントは自分と向き合うことではありません。逆に、信頼できる他者と徹底的に向き合うことによって、ほんとうの自分が見えてくるのです。
強みと弱みでは、どうしても弱みのほうが目立ちますし、気になります。弱みさえ克服すれば、完璧になれる気がするでしょう。しかし、弱みを消すことなどできません。そんなことを考える余裕があるなら、強みを増強する策を考えましょう。強みを伸ばしていくのは、そんなに難しいことではありません。




