• 安田秀一(やすだしゅういち)
    株式会社ドーム
    代表取締役兼CEO
    1992年、法政大学文学部卒業。高校・大学とアメリカンフットボール部で主将を務め、大学全日本代表チームでも主将を務める。卒業後は三菱商事入社。1996年に同社を退社後、有限会社ドーム(翌年に株式会社化)を設立。現在に至る。

    <会社概要>
    株式会社ドーム

    スポーツアパレル、スポーツサプリメント、スポーツメディカルの3事業を展開。 特にスポーツアパレルの「アンダーアーマー」ブランド製品は、阿部慎之助選手(巨人)、福留孝介選手(シカゴカブス)など多くのアスリートが愛用している。
    http://www.domecorp.com/
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アドバイザー・安田秀一 採用時にもっとも気をつけていることは?
 僕が採用のとき重視するポイントは、とにかく「素直」で「正直」であること。
求職者たちのウソを見抜くこと!
どんなに優れたスキルを持っていても、素直さがなく、人として信用できなかったら採用しません。仕事は教えることができるけど、素直さや正直さは教えられるものではありません。
 たとえば、前の会社を辞めた理由を聞かれて「キャリアアップが云々」とか「新しい可能性にチャレンジしたくて云々」と言っている人は、あまり信用できない。
 退職理由なんて、ネガティブなものに決まっています。ネガティブな要素がゼロなのに、わざわざ会社を辞める人はいない。それに本当にキャリアアップのために前の会社を辞めたのなら、うちの会社も一時的な腰掛けに使うということです。
 採用とは、これから一緒に働く仲間を見つける場です。だったら「部長とケンカして辞めました」とか、本音でしゃべってほしい。そうすれば、こちらも「その部長さん、どんな人だったの?」と身を乗り出して、腹を割った話ができる。お互いの価値観を確認し合えるわけです。
 そして会社に入ってからは、僕に対してもどんどん意見をぶつけてほしい。うちの会社では「現場主義」を大切にしていますが、僕のアイデアなんて経験からくる出がらしのお茶みたいなものです。そこに若い人が、現場レベルでのニーズやユーザーの視点に立ったニーズを教えてくれたり、女性社員が女性ならではの意見を聞かせてくれることは、非常に大切です。
 少しくらい変わり者扱いされてもいいから、上にモノを言える若手になりましょう。若手の存在意義は、そこにあるのですから。

●中途は大歓迎
正直な話、挨拶や名刺の渡し方といった基礎的なビジネスマナーは、教える時間も労力ももったいない。だから、どこかで社会人としての基礎を身につけてから、うちに来てくれるのが経営者としては一番ラクです。だから我々のように小さくて若い会社では、中途採用は大歓迎です。