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第25回MANGA OPEN賞選考結果発表!!

第25回MANGA OPEN賞選考結果発表!!

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はじめに講評者プロフィール1~7071~140141~210|211~290

211番 原作『就活戦記』 千葉県・塙椿

概 要

どんな会社でも内定できるというゴールデンエントリーシートを賭けた戦いを描く

講評

ゴール=ゴールデンエントリーシートを目指す中で登場する関門が、名刺の早渡しとか、テニスボールを受けるとかまったく就活スキルと関係ないものだったので、就活ものである意味がないように思いました。

212番 原作『そこに愛がある、なら大丈夫』 神奈川県・S・N

概 要

タイに暮らす日本人の大輔が、何でも屋として奮闘する

講評

主人公・大輔の魅力がきちんと描かれていないので、ただ話を読まされただけ、という印象でした。展開のほうも、敵役のギーがなぜあんなにあっさり引き下がるのか疑問です。

213番 漫画『ぞんびさん』他1編 埼玉県・戸塚伎一

概 要

ぞんびさんが人間の不満を解決!

講評

オチがみんな同じパターンで、しかもグロテスクなので何度も見せられるとツライです。もう一方のほうは形にはなっていると思いますが、キャラクターがまだまだ薄かったです。

214番 漫画『コレが女の腹ん中』静岡県・陵陵

概 要

わがままな主婦が主人公のデフォルメキャラクターたちの4コママンガ

講評

画力が今のレベルでは厳しいため、キャラクターたちが何をしているのか分かりませんでした。

215番 原作『寵童』神奈川県・あめだま

概 要

徳川家将軍の夜伽をする美しい少年、祥助の話

講評

キャラクターが薄く、文章からは漫画にして動かしてみようと思わせるまでの魅力が感じられませんでした。 

216番 漫画『サンちゃん劇場』茨城県・S・O

概 要

4コマギャグマンガ

講評

ギャグにひねりが無くとても古い感じがしました。画力も厳しいレベルのため、キャラクターが何をしているところなのか分からなかったです。せめて4コマのテイストをそろえて特定のキャラクターを作ってやれば、味が生まれるかも知れません。

217番 原作『笑美の微笑み』東京都・おだ正

概 要

お笑い好きな女子高生の笑美は、お笑いライヴでエキストラにスカウトされ……

講評

お笑いの話なのに、肝心の漫才の部分と、笑いを取りにいこうとしている地の文章が面白くありませんでした。お笑いをテーマにした漫画は本当に難しく、今まで成功例はほとんどありません。しかし、お笑いが好きでどうしても題材にしたいならば挑戦して欲しいと思います。

218番 原作『真夜中の会談』 長野県・中山断造

概 要

深夜の墓地で出会った侍の幽霊と少年。侍は少年にある願い事をする

講評

結局少年は、侍がクシを託した少女の生まれ変わりだったのでしょうか?ラストはもっとすっきりと謎が解けてほしかったです。

219番 漫画『神サマのお仕事』 東京都・M・M

概 要

神様の意外な仕事内容が明らかに

講評

画力が厳しく、神様の仕事内容というネタにも新鮮さがありませんでした。

220番 原作『僕のキライな僕と、あなたの好きな私~喜怒哀ラヴについて~』 福岡県・D・S

概 要

作者の希望により非公開

講評

アイデアは面白いと思いました。しかしラストの展開がかなり駆け足で、風呂敷を無理やりたたんでしまったような印象を受けたのが残念です。

221番 原作『感じの時間』 北海道・ひらいひさし

概 要

漢字じじいが小学生に漢字の面白さを教える漢字教育漫画

講評

漢字の説明で「へえ」と思うところはありましたが、ドラマがまったくないのでお話とし成立していません。

222番 原作『萬請負業ラディカル本舗』 東京都・如月皐

概 要

松田率いるなんでも屋“ラディカル本舗”が悩みを解決

講評

主人公は結局何が魅力で何がデキる男なんでしょうか?お話は最後まで読めますが、キャラクターが立っていないので、次を読みたいという気にはなりませんでした。ラストも後味が悪く、キャラクターの性格をさらに分からなくしています。

223番 原作『ロールプレイング』 埼玉県・新井トータロー

概 要

救いを求め、殺人を犯す神父の話

講評

結局主人公の神父がなにをしたかったのか、またこの話全体を通して何が言いたかったのか分かりませんでした。

224番 エッセイ『白内障で、22歳で、芸大生で、内定なくて』 大阪府・T・M

概 要

22歳にして白内障にかかった自分の事を書いたエッセイ

講評

事実としては興味深く読みましたが、それ以外の面白さはありませんでした。

226番 原作『チャイルド・オブ・グローリー』 千葉県・吉田イカ彦

概 要

空から落ちてきた生命体が突然腹に宿った女子高生の話

講評

どこか既視感を覚える設定で、言葉遣いや専門用語にもやや古い時代のもののような印象を受けました。

228番 原作『僕、ラブレター部の部長なんです』 東京都・M・M

概 要

ラブレター部員である玉貫・御手洗のくりひろげる学園コメディ

講評

ヒロインが実は主人公のことが好き、という展開は爽やかで好感が持てましたが、それまでの展開が、どこかで見たことのあるようなラブコメディそのままなのがきつかったです。またキャラクターを全員芸能人で例えるのは、ネタとして飽きてしまうので不利だと思いました。

229番 原作『有明航空へようこそ!』神奈川県・杉山とかげ

概 要

個人顧客専門のチャーター便を就航する会社・有明航空の話

講評

設定は面白く、うまくすれば新しい職業コメディものになりそうだと思いましたが、展開される話が突飛過ぎて、やけに現実感のある有明航空の設定から浮いていると感じました。もっと地に足の着いたエピソードを考えられれば、改良の余地はあると思います。

230番 原作『Anglemworm 内閣官房特認トランス調査員』東京都・M・O

概 要

中国で多発するテロに日系企業が絡んでいると知り、現地に特別調査員が派遣された

講評

専門知識がただ並べられているという印象で、話に入れずおきざりにされてしまいました。

231番 漫画『OPEN! ザ☆封筒』大阪府・T・Y

概 要

封筒に1ネタずつ入った四コママンガ

講評

だんだん飽けるのが面倒くさくなってしまいました。ネタはあまり笑えませんでした。

232番 漫画【無題】埼玉県・K・M

概 要

2ちゃんねるで面白かったネタを漫画化

講評

このレベルの画力では厳しいです。ネタは2ちゃんねるからなのかオリジナルなのか分からないので評価できませんでした。

233番 ネーム『ヒミツのぼくら』丸毛ロマンチカ 東京都

概 要

ノートに描かれたネーム。下品な小学生のお話

講評

下品さやリアリティのなさが気になりました。原作はちょっと難しいと思います。イメージがはっきりと完成されているのなら、ご自分で描いてみてはいかがでしょうか。

234番 漫画『千夜一夜物語序説』千葉県・M・A

概 要

魔法のランプを拾ったアラジンが登り詰め、転落していくまでを描く

講評

画力、内容ともにオリジナリティがなく厳しかったです。

235番 漫画『ヤカン魔神佐々木さん』東京都・K・M

概 要

ヤカンを沸かすと、中からサラリーマン姿の魔法使い“佐々木さん”が現れた

講評

プロの方だけあって、もちろん作品として完成度は高いと思います。しかし、かわいい絵柄とやや生々しいネタがしっくりこないような気がします。児童誌やほのぼのした話のほうが向いているのでは?

236番 DVD『プレゼンソング!ギターのボディをホワイトボード製にしてはいかがですか』広島県・案外協奏曲

概 要

表題の歌のPV

講評

くすっとは笑えましたが、何度も見たくなるようなレベルではありませんでした。

237番 原作『バレーマン』他3編 栃木県・加藤バカ行

概 要

女子バレーにかける女子高生の話

講評

どの作品も、言葉遣いにクセがありすぎて話に入ることが出来ませんでした。

238番 漫画『君、ウンコ飲んだね』神奈川県・サーモン伊藤

概 要

シュールっぽい四コママンガ

講評

ネタがシュール過ぎて、意味が取れるものがひとつもありませんでした。完全に読者を置き去りにしてしまっています。

239番 原作『最新約聖書―ユダの書―』神奈川県・H・K

概 要

新約聖書をわかりやすく説明

講評

聖書の内容を自分の解釈でやわらかく書かれていますが、そのアレンジの程度が中途半端なため、あまりおもしろくありませんでした。

240番 シナリオ『サウンド・ウェーブ』埼玉県・Y・H

概 要

殺人兵器を作るシオンと、平和を願うアオイ。二人は互いを思いながらすれ違っていく

講評

設定を読んだだけでは、どこか既視感を覚え、面白いとは思えませんでした。

241番 原作『オイゲンシュダッド』神奈川県・サナカン

概 要

さまざまなグロテスクな性癖を持った人々の話

講評

気分が悪く最後まで読めませんでした。商業誌でこのただグロテスクなシーンが続くだけの話はきついと思います。

242番 漫画【無題】茨城県・サップル

概 要

あざらしに見立てた夫婦のエッセイ

講評

キャラクター、話ともに弱く、次を読みたいと思わせるものではありませんでした。

243番 漫画『池三』東京都・@a.k.a.青

概 要

セックスに関する4コママンガ

講評

ネタが掘り下げられていないため、共感までいきませんでした。

244番 漫画『ミツゴルイ』福岡県・川瀬綾

概 要

三つ子を産んだ母親の日々を描いたエッセイ

講評

読んでいて和むシーンもありましたが、全体的にアピールが弱く、エッセイ漫画としてまだまだ想像で描ける範囲を超えていないと思います。本気でこのテーマで描くなら、三つ子を産んだ人にしか描けない、もっと掘り下げるエピソードを精査するべきだと思います。

246番 漫画『One day』静岡県・花千代

概 要

空き巣を追い返すカエルの話

講評

カエルにもっと表情がないとキャラクターにするのは厳しいと思います。

247番 漫画『うさぎ共』北海道・A・K

概 要

うさださんを中心とする、ゆるい動物たちの日常

講評

キャラクター設定が、ただゆるいだけで強く惹きつけられるものがありません。ネタも厳しいレベルだと思います。

248番 漫画『死んだ犬』東京都・山崎諒

概 要

フリーターをしながらミュージシャンを目指す岡本。ある日飼い犬の様子がおかしいことに気付く

講評

犬の絵はかわいいのですが、人間の絵に目力がないので、表情が硬く気持ちが伝わってこないのが残念でした。話のほうですが、最後にもうひと展開欲しかったです。この犬が死んだことで、そこを乗り越えてどうなったのかを描くか、あるいはこの死についてどんなふうに思ったのかひたすら掘り下げて描くかしないと、何を言いたい作品だったのか分かりません。

249番 漫画『温泉旅館』北海道・横山チータ

概 要

温泉旅行に来ていた主人公。しかしその旅館には秘密があった

講評

絵にかなりクセがあり、画力もまだまだ向上させる必要がありますが、話自体は面白く、ラストのシーンも印象的でした。今後は自分の味を守りつつ、読みやすい画面作りを心がけるてください。

250番 漫画『屋敷』東京都・A・H

概 要

家を飛び出したはずの栄太郎は、ある屋敷に閉じ込められ、飼われていた

講評

話・絵ともに厳しいです。絵は決まった顔以外だと一気にデッサンが崩れているので、さまざまな角度、表情を描けるよう練習を。

251番 「わずか3ミリのひととき」ほか 東京都 黒川紫野

概 要

派遣社員の主人公がひそかにいだくアンビバレントな恋心。

講評

淡々とした表現で、主人公の微妙な心情をよく表現しているが、話としてはやや肩透かしの感があった。このページ数なら、このラストの先にもうひとつふたつ展開がないと。ショートストーリーならこれでもありかもしれないが。

253番 「テツヤ」 埼玉県 岩基キキ

概 要

人並みはずれた妄想力と勘違いのうぬぼれ主人公のギャグ。

講評

ギャグ漫画として少々ステレオタイプ過ぎた。この作品ならではの魅力を追求してほしい。

254番 「アホサバイバー」 兵庫県 そうはた しん

概 要

ショートギャグ連作

講評

読みやすく、わかりやすくはあるが、その分インパクトに欠けた。

256番 「無題」 神奈川県 H・M

概 要

1ページのギャグ? 眠れない夜のしりとり。

講評

たった1ページの作品を1本だけ送ってこられても…。

257番 「餓島」 埼玉県 K・Y

概 要

ガダルカナル島の地獄絵図。

講評

ほぼサイレントで描かれている。迫力ある絵柄だが、まだまだ荒削りな印象。伝えたいことがあるのは理解できるが、主人公が何を考えているのかがサイレントでは伝わらず、結果的に物語が浅くなってしまっている。作者の気持ちもわかるが、もう少しスタンダードな手法で丁寧に伝えたほうがよかったのでは。

258番 「ドンドン いろいろ コミカル・ウォーキング」 千葉県 コミカル・ウォーキング

概 要

ショート、一コマの風刺漫画など

講評

新聞などに載ってるよくある風刺漫画の印象。オリジナリティに欠ける印象。

259番 「OASIS」 東京都 樹之ト

概 要

遠い未来。カプセルのなかで眠る人類を守るロボットたち。

講評

荒涼とした未来の情景、無表情でありながらも何かを感じさせるロボットたちの描写がよかった。しかし、なぜ716号が人間に恋をしたのか? 「主」とは何ものなのか? など、最後までわからないことが多すぎた。

260番 「鮭」 兵庫県 原武

概 要

無気力な主人公をはげます後輩。後輩は実は主人公の彼女とつきあっていた。

講評

主人公の空疎な感じはよく表現されていたと思うが、後輩が実は主人公の彼女とつきあっていたというあたり、ちょっとよくある展開の感じがした。作品全体としては、ラストは主人公に更正の予感を感じさせるものの、あまりに薄い印象。どこにでもいそうな人たちの、ありふれた話であっても、そのなかに読む者をはっとさせる部分がないと作品にならない。人間の不思議さや、ささやかであっても素晴らしさを感じさせる何かがほしい。後輩がラスト近くで先輩を思って泣くシーンも、はっきりいえば予想がつく展開だった。

261番 「野狐」 東京都 乾大蔵

概 要

旅の僧侶と野武士が出会う不思議な出来事。

講評

緻密に描きこんだ絵だが、主人公の僧侶の造形が、どうしてもそんな偉い人に見えづらかったのが残念。わざと下卑た?造形にしたのだろうか? 狐云々のアイデアは面白くないこともないが、クライマックスの「言いたいこと」が延々とセリフ回しだけで続き、文字通り「お説教」になってしまった。

262番 「無題」 愛知県 M・S

概 要

天下最強を名乗る男のもとに突如現れた道場破り。サイレント。

講評

サイレントの応募作はけっこうあるが、なぜサイレントなの? と首をひねりたくなるものが多い。セリフにして書くべきほどのものがないからサイレントにしてるだけ、という感じがする。上半身裸の道場破りは不思議な雰囲気があるが、彼のバックグラウンドがさっぱりわからないので、少しも面白さにつながらない。絵の雰囲気があるだけで、登場人物たちについて何も考えていないのではないか。

263番 「下水道にドブネズミ」 北海道 T・O

概 要

下水道でスケボーするチームに転校生が加わって…

講評

絵、展開、人物描写ともにまだあまりにも雑。まだこれではあらすじをコマに割っただけの感じ。まずはもっと丁寧に人物の心の動きや変化を描いてみよう。

264番 「どーでもいい! 人物列伝」 愛知県 小山田虫雄

概 要

ちょっと変わった小学生を主人公にした4コマの連作

講評

アイデアはいいかもしれないが、絵もキャラクターも印象がうすい。

265番 「宇宙的美人」ほか一編 大阪府 K・M

概 要

ハードボイルドギャグタッチのSF

講評

ハードボイルドタッチの主人公が、東京の街でSFコメディを繰り広げるかたちで、微妙な違和感からくる味を狙ったのだと思うが、うまくいかなったと思う。話そのものはありふれていた。

266番 4コマ「漢字」「昭和の火」ほか 熊本県 うさぎ之介みみ佐衛門

概 要

時事ネタ?4コマ

講評

オーソドックス過ぎて、古い感じがした。「モヤモヤ」「ネタばれ」などの各編のタイトルもいかにも保守的だ。漫画には"今までになかった新しさ"がどこかには必ず必要。

267番 「元気汁」 兵庫県 高島のら

概 要

4こま

講評

すごく丁寧に一生懸命描いてくれているのだが、どうにもオリジナリティが感じられない。4コマの人みんなに共通していいたいが、とにかく"しょっちゅうどっかで見たようなもの"が多すぎる! 表現スタイルはシンプルなジャンルなのだから、発想の根本に(地味でもいいから)かなり新しいものがないとムリです。○○の亜流みたいなのではダメ。

268番 「反感」 東京都 Y・S

概 要

難解でよく理解できなかった

講評

難解でよく理解できない。

269番 「インフルエンザ感染男」 広島県 K・S

概 要

作者がインフルエンザにかかった際のエッセイ風漫画

講評

読みやすいコマ組みで、丁寧に描いてくれてはいるが、内容がありふれていた。もっと読者の予想を上回る意外な展開、実際にインフルエンザにかかってみなければ決してわからない心情や描写が欲しかった。そういうものを描こうとしている感じはするのだが(風呂で倒れてしまうくだり)、それほどのインパクトにならなかったのが残念。

270番 「オオウス」ほか 東京都 ひらやましょうじ

概 要

景行天皇の皇子・大碓の冒険とロマンス

講評

絵はうまいと思うが表情も動きも妙に止まっている気がした。ややコミカルな展開が、軽さにつながってしまい、壮大な話?とアンバランスな感じがした。

271番 「だから僕はギターを弾く」 福岡県 つつみ和史

概 要

ギターがうまくなりたい高校生の物語

講評

主人公のギターを弾きたい! という気持ち、ギターを弾けたときの気持ちよさは伝わってきましたが、まずはたくさん描いて、絵を描くこと(画材の使い方)に慣れてほしい。まだキャラクターの顔が記号的すぎる。

272番 「乙女学園」 東京都 Y・H

概 要

動物たちが通う学校の4コマ

講評

モーニング連載中の「とりぱん」のように、動物たちの生態の面白さを描いてくれるのかと思ったが、どうも中途半端な印象。こういうマンガは動物に対するきわめて深く細かい観察眼(=愛情)が必要だと思う。

273番 「BOYS BE AMBITIOUS」 東京都 和尚

概 要

元メジャーリーガーの高校教師がバスケ部を指導

講評

テンポよく、元気な展開でいっきに読ませてくれたが、登場人物(特にバスケ部の生徒たち)がちょっとありふれた感じだった。絵としての描き分けももっとちゃんとしてほしい。大和がメジャーを辞めた理由が後半にいっきに語られたが、前半にもフリがあったほうが読み味が出ただろう。

274番 「へかとん」 東京都 さしみBOX

概 要

ショートコミック連作

講評

扉にあるとおり「風格独特」だったが、なぜかいまいち支持されなかった…。こういうのはセンスが合う合わないの問題でもあるし、ほかの編集部にも持ち込んでみては。

275番 「ガッタメラータ」 東京都 深川ちくわ

概 要

美大を舞台にしたショート連作

講評

独特のユーモアセンスが静謐なタッチとあいまって一風変わった作品の空気をかもし出しているが、なぜかいまいち支持されなかった…。こういうのはセンスが合う合わないの問題でもあるし、ほかの編集部にも持ち込んでみては。

276番 「無題」 神奈川県 S・N

概 要

あたらしく家を建てたうさぎは、リンゴの種をまくが…

講評

全体に何を伝えようとしているのか、もうひとつわからなかった。キャラクターの動物たちの造形が、みなどこかで見たことあるような気がしたが、気のせいか?

277番 「美女は野獣」 東京都 A・K

概 要

女子プロレスラーがお見合いをして…

講評

親しみのもてるタッチで丁寧に描かれていてよみやすい。しかし話の展開があまりにありがちだ。それと絵柄の問題もあるのだろうが、普段の主人公が、どうしてもプロレスをやるような人に見えませんでした…。

278番 「水曜日のエレジー」 千葉県 T・M

概 要

4コマ

講評

どれもネタは面白かったが、絵にあまりにも個性がない。狙ってやってるのだろうか? これだとインパクトが薄すぎる。アベレージも高いのに、もったいない。

279番 「デリカノ営業中」 埼玉県 G・I

概 要

「デリバリー彼女」がひきこもりを立ち直らせる。

講評

 オーソドックスな絵だが、丁寧に描かれている。二段オチもなかなか練られていて感心しましたが、全体としてはややおとなしい印象。設定か主人公のキャラクター、どちらかに強烈なものがないと苦しい。

280番 「サギと犬」 富山県 M・K

概 要

病気の娘をかかえた詐欺師。

講評

話はきちんと構成されているのだが、死に際の娘にする主人公の行為には、とうてい共感できないのが普通の感覚だと思う。

281番 「陽一」 高知県 T・K

概 要

戦時中に長距離走者をめざす青年の物語

講評

陽一と中岡中尉がまったくといっていいほど描き分けが出来ていない。走っているシーンも走っているように見えなかった。コマ組みが単調かつ過密で読みづらい。

282番 「しりとりえ日記」 宮城県 本野僅

概 要

しりとりでテーマがつづくカラー一コマ連作

講評

きれいな色使いで丁寧に描かれているが、出来にバラつきがあった。しりとりというルールに縛られてしまい、けっこう無理やりなものや「?」なものも。いびつでもいいから野放図な発想で描いてみては。

283番 「ボロボロでも」 東京都 いもう。まい

概 要

ひしひし、ゼント、物作ら人間ともなんともつかないキャラクターたち。

講評

まじめに挑戦してくれているのはわかるのだが、ちょっとこのナンセンスはむつかしかった。絵も単調で、しかもセリフが膨大なので読むのに疲れてしまう。後半は急に読みやすくなる。最初からこれくらいの読みやすさでやってほしかった。

284番 原作「ある婦人の告白」ほか 東京都 橘あやの

概 要

短い原作2本。本人が見た夢を題材にした話と、幼いころの不思議な思い出話。

講評

どちらもあまりに個人的な話。第三者が面白さを共有するのはむつかしいと感じた。

285番 原作「ヴラド・ドラクリアの壷」 埼玉県 M・K

概 要

ヴラド・ドラクリアの呪いがかかった壷にまつわる話

講評

「原作の骨組みだけですが」と書いてあるが、かなりありがちな話だと思った。骨組みだけなら、かなり切れ味のいいアイデアがないと肉付けのしようもないだろう。

286番 原作「言葉を買いに」 北海道 一田和樹

概 要

人間がみな数字の羅列で会話するようになった世界で…

講評

漫画の原作としての応募だが、かなりむつかしい。話のキーになっている「言葉を入れたガラス球」にからむシーン、文章で書くのは簡単だが、絵にするのは不可能では? 絵にしたら味もそっけもなくなってしまうと思う。

287番 原作?「カワイさん」ほか 愛知県 E・K

概 要

作者の少年時代の思い出をつづったと思われる短い文章が数編。

講評

まったく個人的な思い出で、第三者が共感するのはかなりむつかしい。

288番 ?「無題」 徳島県 まるちゃん

講評

ノートに書かれたただの落書きとしか思えない。

289番 「draw! draw!」ほか 北海道 R・K

概 要

落書きが大好きな男の子

講評

生き生きとした個性的な絵だが、セリフを省きすぎていてわかりづらい。2本ともセリフを入れて普通に描くと「要するにそんだけの話?」というストーリーになってしまうのではと感じた。

290番 「化粧」ほか 岡山県 K・H

概 要

コーヒーショップで化粧する女のひととき

講評

ありふれた人生のなかのありふれた一コマ、といった作品を描くには、絵柄の個性が強すぎると思う。主人公が普通の人に見えない。何かとんでもない展開を期待してしまう。

はじめに講評者プロフィール1~7071~140141~210|211~290

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