第54回 ちばてつや賞一般部門 最終選考結果発表!!

| <ちば氏総評> 今回、どの作品もレベルが高かった! 私が上位評価した7本の作品は、どれが大賞にきてもおかしくなかったと思う。漫画において、私自身が大切だと思う要素「読みやすく、わかりやすく、面白い」を、どの作品もクリアしていた。それに、それぞれにメッセージがあって、心にまで伝わってくる作品が多く、今回はとても選考のしがいがあった。 |
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| (※ 作品の並びは順不同です。) |
各作品についての評はライブ感あふれる選考の様子は
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『RAIL GIRL(レール ガール)~三河の花~』
あらすじ |
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今後は画力の向上とともに、限られたページ数で、より面白く、シャープな作品を描く術を身につけるべく頑張りたいと思います。
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ゆったりと温もりが感じられる時間の流れのなかに、駅の家に住む母娘(おやこ)、野口、昌男、車掌の青年などが織りなす人間ドラマ。セリフもコマ運びも、静かながらじつに的確だし、長い話だがギャグもうまく入れて最後まで一気に読ませてくれる。
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美しく練り上げられたシナリオにまず驚かされた。同時進行するいくつものお話が、主人公の女の子を中心にクロスし、すべて解決する。絵柄は一見地味だが、じつは人物の表情が感情豊かに描かれており、構図も映画的。素晴らしい!
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『雪丸景色。』 飼い主を守ることが生き甲斐……武士の心を持った犬・雪丸。飼い主を守るために精進する毎日。そんな雪丸だったが、悲しい出来事が待っていた。 |
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『描く動物が気持ち悪い』と言われつつの受賞、本当にうれしいです! ボス、やりましたよ! 今夜は美味しいワインで祝杯です。お、おお……。
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武士の心を持った雪丸と、ひとり暮らしの老人の死に至るまでの日常を淡々と描いている。黒猫の擬人化も面白いし、ラストの老人の息子との未来が見える演出もさりげなく、上手い。
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女の子は可愛い絵で人を惹(ひ)きつけていけるキャラクターになっています。ただ動物の絵はちょっと苦手な感じですね。今後は苦手分野をなくしていくように、たくさん絵を描いていきましょう。
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『命の才能』 村にいるただ一人の男は、アヤの母に侮蔑の眼差しを向ける。しかし母はその男を慕う。苛立つアヤに、男はこの村には「秘密」があると言い、息絶える。その直後、アヤの身に変化が……。 |
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ありがとうございました。
つぎはもっとたのしみます。
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「あの方」を何故(なぜ)“アヤ”は嫌うのか? 「疫病神」とか「クズ」とかののしる理由は何か? そのへんが不鮮明なのが惜しい(男性になりかかっているので、本能的な反発というのは感じられるのだが……)。魚の世界???
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描きたいことを情熱的な筆致で表現する、そのエネルギーは素晴らしいです。ただ性急すぎて、読者にとって不親切な描写が多いのも事実。ひとりよがりな作品にならないよう注意すれば、将来性には期待大です。
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『壁と世界の狭間の絵描き』 大学で絵を学ぶ種田は、学校にも行かず壁に落書きをする毎日。彼はある日、一人の少女と出会うが、彼女は成功の見込みがほとんどない手術を間近に控えていた。 |
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この漫画を描いてる時、お菓子ばかり食べていたら虫歯になったので、歯を抜きました。賞金で歯を入れたいと思います。
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絵描きの世界に憧(あこが)れ、その道を歩きだしたものの、己の限界が見え、生活に疲れた画学生の心理を鋭いタッチで描いている。デッサンは確かだし、構図も見事。壁いっぱいの「向日葵(ひまわり)」は感動したぞ。
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木村さんは様々な作風にチャレンジする気概と、何度でもネームを直す粘り強さを持った方です。このまま丸くなることなく、熱い作品を作っていきましょう!! 期待してます。
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『たぬきとすずめ』 チヨはカズマのことを“たぬき”と呼ぶ。カズマはチヨのこと を“すずめ”と呼ぶ。それは、ずっと続くと信じていた二人だけのルールだったのだけれど……。 |
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受賞を母に伝えると、女子中学生みたいにハシャいでました。「すごいじゃーん!」と祝ってくれました。
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大胆な太いタッチは、ほのぼの温かみが感じられるし、キャラクターが素朴で、ひとコマひとコマが一生懸命なところが可愛い。ラスト、二人の気持ちが強く表現された大きなコマは感動的だ。
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登場人物の台詞(せりふ)や間の取り方が非常に独特で、いい意味でものすごく「変」。また、二人だけで共有している時間を、擬狸化・擬雀化で表現した演出も効果的だった。
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『チクチク』 将来を意識し始めたある大学生の拾った犬が、脅威的な速度で成長していく。心配する幼なじみの一言が、主人公を変えていく。人生の岐路に立つ若者の、微妙な心情を描いた秀作。 |
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ありがとうございます。お墓参りに行くといい事があるというのは本当なんだなと思います。拾い上げて頂いて、本当に感謝しています。もっと頑張ります!
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同郷の二人の日常は微笑(ほほえ)ましく、キャラクターも可愛い。しかし、トゲ犬のお告げは夢なのか現実なのか曖昧だし、トゲ犬にスピーカーのエピソード、声の主に気がつかないのはちょっと不自然かな。
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新人離れした絵の巧さ、キャラの魅力、いろんな絵に挑戦しようとする心意気は大いに買いです。今後はとにかく軸のあるストーリーを作っていく訓練を!
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『ハッピー』 体育教師の城ヶ崎は、ふとしたことからハードルが飛べない教え子・巻菱ユウコの魅力に気付く。指導のふりをして、ユウコの女性としての美しさを磨き上げていこうとするが……。 |
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選んでいただき、本当にありがとうございます。まだまだ未熟者ですが、もっともっと伝わる漫画が描けるよう、頑張っていきたいです。
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演出も絵のタッチも鋭くお洒落(しゃれ)で、いいセンスをしている。セリフも構図もリズミカルで読みやすいし、大ゴマ小ゴマの使い方も手馴れているね。惜しむらくは、キャラに温(ぬく)もりがあれば。
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教え子との関係という禁断のテーマを、明るくポップに描いている。読み手を思わずドキッとさせる、一瞬の表情の描き方がうまい。どんどん違った題材に挑戦してほしい。
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『シラヌミチ』柘植良子 日野本が嫌いなもの。仲の悪い両親、キレイ事を言う教師、
そして日野本には無駄に見える努力を続ける級友の楡木。
しかし、次第に楡木の頑張る姿から目が離せなくなり……。 |
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ありがとうございます。一歩でも前に進めるよう精進いたします!! がんばります。
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家庭内暴力や、無気力な先生、生徒たちの日常にグレて反抗的な言動しか取れない主人公も、ひたすら頑張る楡木の生き方に思わず声援を送る。いい話なのだが、主人公の性格に共感できず、少し読後感が悪かった。
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独特のテンポ、細部まで面白いネーム、そしてシニカルな題材を描いてもカラっと読ませるのが柘植さんの魅力。ただ、この話で結局何が言いたいのかというのが分かりにくいので、読み手を意識し構成をもっとしっかり考えるのが課題です。
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『スターレス・ナイト』 ライブハウスのあるビルの屋上に忍び込んだ若いカップル。男は女に二人のこれまでの思い出を楽しそうに語った後、「このビルから飛び降りる」といきなり言い出した。 |
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3度目の受賞です。でも何より、早く漫画が僕の部屋から、編集部から外に出てほしいと思います。多くの読者の方々に読んでほしいです。
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医者に「死」を宣告された「ユナ」は、これまでどう生きてきて、未来は何をしたかったのか? 愛する彼は、将来「ユナ」と何を夢見ていたのか? そういうことが、ほんの少しでも描かれていたら、二人にとっての「死」がさらに重く感じられたはずだ。
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描くたびに進歩を見せてくれるところは、担当としても頼もしい限りですが、今回の作品はメッセージ色が強すぎるあまり、ドラマ性が平凡なもので終わってしまったのが残念でした。次回作に反省点として生かしてください。
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『チャッカマン』 中3の頃UFOに拉致された城山。数年後生還した彼の左手には、脅威の破壊力を持つ銃が仕込まれていた。「普通に、生きたいだけなのに」 |
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めっちゃうれしウィッシュ!こないだバイクに乗っていたら、可愛い女性の警察官さんに検問されました。なんか幸せな気分でした。息をプハァーと吹きかけてきました。これからも頑張って面白い漫画を描いていきたいと思います。ありがとうございました。
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なんとも不思議なおかしみがある作品。妙な「間」が味を出しているし、独特な世界を描ける人だろう。ただ「普通」に生きたい男を描く話なら、もう少しリアルな設定が必要では?
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ネタの発想力と引き出しの多さはピカイチの若菜さん。今回は一つのネタをちょっと長く引っ張りすぎましたが、『チャッカマン』自体は今回のちば賞応募作のなかではピカイチのキャラクターでした。今後まず目指すはショートの達人。
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『ボクらの素晴らしきタンチョウなセカイ』 自分の主張を証明するため、それを否定するため、そして信じるため。3人の小学生は、それぞれの思いを抱きながらUFOの存在を確かめに行く。 |
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やっと受賞することができました。もっと面白くできそうなところがあったのに時間がなくて悔しいですが、次は掲載目指して頑張ります。
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とても面白い、ワクワクする話だし、絵も上手い。でも、導入部の表現、ホロのキャラクターから、読み手にオチを連想させてしまう。演出のひと工夫があれば、季節はずれの花がもっと輝いたはず。
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絵の上手さは秀逸。どんどん原稿を描いていけば、まだ硬い人物の表情も柔らかくなっていくでしょう。ネームお待ちしています!















